最近、こんなことを考えました。
中学・高校時代の「勉強の邪魔をしてくる存在」って、時代によって違うんだろうな、と。
昔はテレビだったり、マンガだったり、ゲームだったり。
親に「勉強しなさい!」と言われながら、布団の中に隠していたものが、時代ごとにあったはずです。
今の世代にとってのそれが、スマホなのではないかと思います。
ただ、ひとつ大きく違うことがあります。
テレビは持ち運べない。マンガもゲームも、「勉強部屋には持ち込まない」というルールを作ることができました。家の中でも、場所によって「遊ぶ空間」と「勉強する空間」を分けられたんです。
でもスマホは、机の上に当たり前のように置いてある。 勉強道具と同じ場所に、誘惑が居座っていてチラつくんです。
しかも通知まで来て画面が光る。
これはなかなか、集中するには厳しい環境です。
スマホを責めたいわけではありません。あれは本当によくできた道具で、地図にも辞書にも、場合によっては参考書にもなります。
最近は生成AIの登場により、わからない問題の質問もできるようになってきています。
※間違ったことをさも合ってるかのように言う「ハルシネーション」に注意が必要です
問題は道具ではなく、置き場所と使い方です。
試しに一度、勉強するときだけスマホをリビングに置いてみてください。
「どうせすぐいじってしまう」と思うかもしれませんが、それでいいんです。
そうしてしまったとしても、「ひと手間かかる状態」と「すぐ手の届くところにある状態」では、触る頻度がぜんぜん違います。
誘惑に勝てるかどうかは、根性よりもその人がどんな環境を作れるかで決まる、というのが私の持論です。
保護者の方から「子どものスマホをどうすればいいか」というご相談をいただくことがあります。
没収や制限アプリは即効性があるように見えて、長続きしないことも多いです。
なぜなら、「自分で決めていないルール」は、どこかで反動が来るからです。
保護者の皆様と生徒さんが対立する関係になってはいけない。
あくまでテスト、受験という1つの目標に一緒に立ち向かうチームでなければならないはずです。
おすすめは、一緒にルールを決めること。「22時以降は使わない」「勉強中は別の部屋に置く」など、内容よりも「本人が決めた」という事実のほうが大事だったりします。
自分で決めたことは、守りたくなるものです。
ちなみに、セナミ学院の自習室にはスマホ置き場があります。
自習室で勉強するときは、必ずそこに預けましょう。「置き場所の問題」は、塾で解決してしまいましょう。
スマホとの付き合い方は、受験が終わっても、社会に出てからも、ずっと続く課題です。
「うまく使いこなせる自分」を今のうちに作れたら、それはひとつの、大事な力になると思います。📱