大学・学部の選び方 重視すべき点はここだ!

大学の学部や選び方について、何を基準にするのかよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注目すべき3つのポイントについてご紹介します!

 

<文系編>

その一、何を学ぶのかではなく、どう学ぶか

学ぶ内容に加え、その学び方にも注目!!

文系の生徒は理系と異なり、学ぶ学問が就職に直結するとは限りません。もちろん自分の興味のある学問を学ぶことのできる学部を選ぶとは思いますが、その学び方によって、将来就職活動する際にアピールポイントになったりすることもあります。例えばフィールドワーク重視なのか、ディベート・ディスカッション重視なのか、講義型なのかなど。学ぶ内容だけでなく、その学び方は何に重点を置かれているのかまで見ておくと良いでしょう。

 

その二、卒業後の進路にはどういった業界があるか

各学部・学科の生徒の就職先に注目

自分の興味のある学部・学科の生徒が、どんな業界に就職しているのかなど、卒業生の進路データはしっかり見ておきましょう。在学中にとれる資格や国家資格の合格率も確認すべきポイントです。大学生活は、社会人になるための準備期間です。将来のイメージをより明確にもち、早め早めの準備をしておくことをオススメします。また大学のキャリア支援についても調べておくと良いでしょう。手厚いサポート体制の大学であれば、就職活動がよりスムーズに行えるでしょう。

 

その三、国際交流の有無

英語が嫌いでもグローバルな視野は必要

みなさんが飛びたつ将来の社会はより国際化がすすんでいるでしょう。今英語が嫌いだろうと、苦手だろうとその波は避けて通れません。前述したとおり、大学生活期間で、何を身につけるかが将来とても大切です。海外の大学との連携による留学制度や、留学生と交流できる場があるかなどを調べ、積極的に国際交流できる環境に身を置くことも考えてみてください。また奨学金などのサポート体制についても調べておくといいでしょう。

 


 

<理系編>

その一、就職までのルートがイメージできるか

学部の名前だけでなく専攻まで細かく

理系の生徒は学部・学科・専攻が就職に直結しやすいため、なりたい職業が決まっているなら取得できる資格や卒業後の進路をまず確認しましょう。さらにその合格率や資格取得のための学ぶ環境がしっかり確保されているかどうかも調べておきましょう。また大学院進学が主流の専攻と就職が主流の専攻がありますので、大学から就職までのルートを明確にイメージできるまで細かく調べておくことをオススメします。

 

その二、入試方式こそしっかり調べる

第一志望だけでなく、受験する可能性のある大学はすべて確認する

理系学部の入試方式は文系学部よりもパターンが多く、理科科目だけでも専門科目と基礎科目との選択があります。また理系学部でも個別試験で国語を課す大学もあります。まだ受験大学を決めていないからといって、なんとなく一つの大学にあわせて科目数を絞ってしまうと、受験できる大学が少なくなってしまうことがあります。まず志望学部・学科が決まったら、気になる大学ごとに入試要項を確認しましょう。共通テストと個別試験の科目・出題形式・配点を確認した上で、絞れる科目があれば絞る選択をしましょう。

 

その三、研究室や教員紹介に目を通す

興味のある分野の研究をどのような環境でできるのかを見てイメージする

大学のHPでは研究室やその分野に精通した教員が紹介されています。シラバスも公開されていますので、実際にのぞいてみると良いでしょう。また、その分野に強い大学なのかどうかも見ておきましょう。これから自分が入学する大学で、興味のある研究をするのに、研究室や施設などが充実していたほうがより実りのある大学生活を送れるにちがいありません。近年のコロナ禍によりオンライン授業で行われているものもあります。HPを見てわからない点は、積極的に大学に問い合わせてもいいかもしれません。