『あちら側』の世界

皆さん、ヨモツヘグイという言葉を知っていますか?

これは異界の食べ物を口にしてしまうことを表しており、そうすると元の世界に戻ることができなくなってしまうらしいです。『古事記』にもそんな話がでてきますよね。世界ごとにルールがあるようです。

 

さて、話はここからが本題です。皆さんはテストなどで文章を読解したり論述したりすることは得意ですか?苦手な人の中には、書き出しがわからないという人や、正解がわからないから筆が進まないという人もいると思います。

そこで、文章嫌いを克服手段として、一度物語を自ら執筆してみるという方法をご紹介します。これは自分自身が作者となることで『物書きの世界』に入ることを意味します。自分で文章を作ってみると、作者側の目線に立つことができ、国語の文章の見え方も変わってくると思います。接続詞の使い方や語彙力も自然に身につき、何よりも上手な文章が書けるようになるはずです。

 

国語のテストで点数を取るコツは、作者・出題者の側、つまりは『あちら側』に回り込んで彼らの意図を読み取り理解することです。異なる世界に目を向ける、あるいは実際に体験してみることで、視野が広くなり思考も強化されることでしょう。ただし、『物書きの世界』に嵌ってしまうと抜け出すのが大変ですから、その辺りはご注意くださいね。