小学生の理科の授業の時の話です。
授業の内容とは直接関係ないことでしたが、クラスでこんな疑問が挙がりました。

「エイとマンタって何が違うの?」

どちらも水族館で泳いでいる平たい生き物ですが、似ているようで違う。形が違う、泳ぎ方が違う、など生徒たちから意見が出ましたが、私も正しい区別の仕方が分かりません。

私が子供の頃であれば、図書館で図鑑を調べたり、水族館に行って飼育員の人に聞いたりしなければ答えは出ないままでしょう(実際にはそこまですることなく、うやむやのまま終わってしまうことのほうが圧倒的に多いかもしれません)。
けれど今は、知りたいことがあればパソコンを使って簡単に調べることができます。このときも、その場ですぐに海の生き物について解説しているホームページを検索し、生徒たちと一緒に違いを確かめることができました。

—エイとマンタの違い—

【エイ】
①底生性(海の底をただよっている)
②ヒレを波打つように動かして泳ぐ
③硬いアゴを持っていて、魚や貝をかみ砕いて食べる
④口が体の下面についている

【マンタ】
①回遊性(泳ぎ続けないと呼吸ができず死んでしまう)
②ヒレを羽ばたくように動かして泳ぐ
③歯やアゴがなく、小魚などを飲み込んで食べる
④口が体の前面についている
⑤マンタは「オニイトマキエイ」というエイの仲間である

言われてみればなるほど、と一同納得でした。

このことで改めて感じたのは、勉強の仕方が一昔前とは大きく変わったということです。子どもたちは(もちろん大人も)疑問があればすぐに調べることができます。パソコン、タブレット、スマホ……。本などアナログな手段にももちろん良い点はありますが、スピードという点では本はこれらに敵いません。

テレビを見ていて「なぜ?」と思った。
本を読んでいて漢字が気になった。
看板に知らない言葉が載っていた。

疑問を感じたとき、そのままにせずその場で調べるという習慣をつけることで、子どもは大きく成長してくれるでしょう。