先生たちの間で、ふと話題になった赤ちゃんの話です。

生まれた頃は親は赤ちゃんを褒めます。
寝返りを打つだけで、はいはいしただけで、立っただけで、親は大喜びです。
そして、親同士でも「うちの子はようやく歩きだした」「うちはまだ掴まり立ち」と情報を交換します。

そこで私は「この頃は自分の子どもの発育が遅くても気にしない親が多いけれど、いつ頃から他の子どもとの差を気にするのだろうか」と疑問に思いました。

誰でもいつかは「寝返り」「はいはい」「つかまり立ち」「歩く」「しゃべる」「読む」「書く」ができるようになることを親もわかっているせいか、今出来なくても焦りません。
「はやく立って歩きなさい!」なんて言う親は見たことありません。
それがいつしか「あの子は100点とったんだって。それに比べてうちの子は…」と比較が始まり、差を気にしだします。

そのタイミングは小学校高学年が多いのではないか、というのが先生たちの結論です。

思春期を迎える頃、「あなたは駄目。成長が遅い」と他の人と比べられ特に悪い面だけを強調されると、その後どんな人格に育つのか…。
もちろん、反骨精神を持ってプレッシャーをはねのける子もいるでしょう。
でも、大抵の人は褒められたいと思っているでしょう。

ちょっとの差なんで気にしない。
どーんと構えた親に、私もなりたいものです。
時々生まれた頃の写真を思い出してみるのもいいかもしれませんね。